訪日ラボの弊社連載第25回が公開されました!2018年 WeChatアップデートまとめ:なにが変わった?年末のバージョン7のローンチでデザインも一新!
インバウンドニュースサイト「訪日ラボ」でのクロスシー連載第25回目が公開されました。
今回は 「WeChat」の2018年末最新アップデートをメインに、昨年中のアップデートをまとめました。
WeChatとは、ご存知メッセージングアプリです。中国版の「微信(Weixin)」と国際版の「WeChat」が存在します。両者ともほぼ同じ画面設計と機能を有し、2019年1月下旬現在、どちらもバージョン7が最新版です。
以前の記事でも紹介しておりますがチャットやSNSの機能だけでなく、タクシーの呼び出し・シェアサイクルの利用・ECサイト・レストランはじめ各種施設の口コミ検索と予約などをWeChat内のアプリから行うことが可能です。加えて、それらの支払いや個人間の送金をもWeChatに備わった決済機能「WeChat Payment」で行えるのが大きな特徴です。
▼クロスシー公式ブログでも、WeChatの基本機能を解説しています(別ウィンドウで開きます)
WeChat/Weixin微信は中国の必携アプリ、基本構造&実際の利用シーン&登録方法を解説!
WeChat(ウィーチャット)/微信(ウェイシン)基本機能まとめ~アカウント数10億のアプリが進む先~
2018年末の「バージョン7」へのアップデート3点
12月21日、WeChatはバージョン7をリリースしました。メニューに大きな変更はありませんが、画面のデザインが大きく変更されました。これまでと異なり白を基調としている他、チャット画面のメニューが太く濃く表示されます。
機能面でのアップデートは主に以下の3点が追加されました。
- 「時刻視頻」…WeChat版「ストーリー」
- 「好看」
- ユーザーのトップページに「通話」ボタンが新設
「時刻視頻」はWeChat版の「ストーリー」で、友達としてつながっているアカウントにのみ24時間限定で、撮影した動画が公開されます。
2点目の「いいね」に代わって新たに設置された「好看」のボタンは、コンテンツを友達へレコメンドできる機能です。シェアとは異なり、「好看」されたコンテンツは、「看一看」(トップストーリー)のウォール上に自分の友達のうち何名が「好看」したのかが一目でわかる形で表示されます。
またこれまでチャットスレッドを立ち上げてからしか現れなかった「通話」ボタンがユーザーのトップページに新しく設置されました。音声通話、ビデオチャットの利用頻度が上昇していると考えられます。
そのほか2018年には以下のアップデートも行われています。
(1)閲覧中の記事を縮小表示させ、閲覧と同時にチャット機能を起動可能に。
(2)公式アカウントのうち、「定期購読アカウント」の配信フォルダ内のデザインが変更。
(3)利用したことのあるミニプログラムが、アプリ立ち上げ画面の上部に表示されるようになった。
まとめ ~訪日中国人観光客の集客に上手に活用を~
「好看」の機能で今後、コンテンツがコミュニティ内でより広く拡散される可能性が高まるでしょう。インバウンドマーケティングにおいても公式アカウントの活用がさらに重要となっていくと考えられます。
公式アカウントは2018年6月の時点で2,000万アカウント存在し、8億ユーザーがこの機能を活用しているというデータがあります。また同じく昨年6月までの時点で、100万件を超すWeChatの「ミニプログラム」が発表されています。ミニプログラムは、WeChatのアプリ内部で立ち上がるプログラム(アプリケーション)で、ゲームやECなど様々なサービスが展開されています。
広告やCRM(顧客関係管理)など、インバウンド市場での訪日中国人観光客の集客に生かすべき機能も多数あります。今年も最新情報を把握しながらの積極的な活用が必要といえるでしょう。
連載第25回はこちらからご覧いただけます。本文もぜひご一読ください。
【最新版】2018年 WeChatアップデートまとめ:3大アプデでなにが変わった?年末のバージョン7のローンチでデザインも一新!
第26回目の訪日ラボ連載は、1月28日(月)公開予定です。どうぞご期待ください。