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中国SNS×EC地殻変動 DouyinとテンセントがEC連携で路線変更

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Douyinが10月9日より動画やライブからTaobaoへの直接のリンクを禁止へ。一方で、テンセントは各ECプラットフォームへのリンクを解禁するという動きが出ています。この中国大手プラットフォーム間の行き来に関する、これまでと、そして今回の流れを紐解きます。

 

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そもそも、この中国の大手プラットフォーム間の断絶が注目を集め始めたのは2000年代前半にまで遡ります。2003年にTaobaoが立ち上がり、頭角を現し始めた頃、当時の中国ECのC2C市場はeBayが9割を占めていました。そこで、Taobaoを締め出すために、検索エンジン百度やポータルサイト新浪など当時の主要なウェブサイトに対し、ECに関する排他的契約を締結。Taobaoは逆に中小のコスパ良いサイトを見つけ出すことにより反撃。eBayを撤退に追い込み、検索結果にTaobaoのページを表示させないようにした百度も、かつての勢いを失っています。そして、Taobaoはアリババグループとして、Weibo及びその中で活躍するKOL、RED、Douyinといったトラフィックプールを確保していき、今ではC2C市場の約9割を握るまでになっています。

 

同じくアリババ最大のライバルであるテンセントも、WeChatからはTaobaoへのリンクを禁止しています。グローバルで12億人のMAU(マンスリーアクティブユーザー)を抱えるWeChatを核に、公式アカウント、動画アカウント、ライブ機能、バナー及びモーメンツ(タイムライン)広告、そしてWeChat Payにミニプログラムモールと、エコシステムを構築。全てが内部で完結するクローズドなサークルを作り上げています。

 

2020年上半期の中国インターネット広告市場におけるシェアでは、Douyinが百度やテンセントを上回ったとされています。この中にはTaobaoやTmallからの広告出稿も多く含まれていましたが、10月からはDouyin内の動画やライブからの直リンクを禁止(LPを介した遷移は除く)。内部ECである「Douyin小店」へのリンクを促進する方向に舵を切り、Douyin経済圏の確立を図るようになりました。逆にテンセントはLPを間に挟むことで、他のECにも飛ばせる広告メニューをリリース。広告出稿額の巻き返しを狙う動きとも受け取れます。

 

今後も、中国インターネット業界の台風の目ともされるDouyin、アリババ、テンセント等、大手プレイヤーたちの綱引きが続くと見られます。クロスシーではこうした市場動向も把握しながら、その時々で最適なソリューション及び情報を提供して参ります。

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