2016年天猫双十一「独身の日」は1207億元(約1.9兆円)に!昨対比32%増!
■1日で約1.9兆円の売上に!
11月11日は1が並ぶということで、独身の日(シングルデー)とされ、自分にご褒美を買おうということで始まった天猫のセール企画。2009年からスタートしており、今年で8年目となります。昨年は1日で912億元を売り上げており、今年も記録の更新に期待がかかっていました。
この日1日の流れを追っていきます。まず日付が変わる深夜0時からスタート。わずか20秒で1億元(15億円)、52秒で10億元、7分で100億元に到達しました。開始から13分後には、最初のお客さんに商品が到達。時間帯を分けながら何度も紅包やクーポン券も配布され、キャンペーンが盛り上げられました。
1時間で360億元、2時間半で500億と順調に売り上げが伸び続け、15時の時点で昨年の記録912億元を突破。19時には1000億元の大台に到達。24時の時点で最後は1207億元となり、昨対比では約32%の増加となりました。これは日本円(1元=15.65円)に換算すると、約1.9兆円となります。1日で、楽天やアマゾンの日本での年間の流通総額に迫る規模となっています。
■ユニクロが全体で6位に!
全体での売上TOP20はこのようになりました。
1. 蘇寧易購
2. 小米
3. 荣耀(華為のスマホ)
4. ハイアール
5. NIKE
6. ユニクロ
7. Three Squirrel(食品)
8. 魅族(スマホ)
9. 美的(家電)
10. アディダス
11. New Balance
12.Semir(アパレル)
13.GREE(エアコン)
14. GXG(アパレル)
15.PurCotton全綿時代(生活用品)
16.ECOVACS(ロボット掃除機)
17. Gap
18. 太平鳥(アパレル)
19. Balabala(子供服)
20. JackJones(アパレル)
家電、スマホ、アパレルが上位を占めています。日系企業では、ユニクロが6位と、去年に引き続きトップ10入りを果たしています。開始から10時間後には全て売り切れ状態となっていました。
■越境ECで爆買いを
経済成長率を危惧する声も聞かれますが、中国のネットショッピングからはまだまだ高い購買力、そして成長率を見て取ることができます。ネット上ではまだまだ「爆買い」とも言える状況が続いています。今後、天猫国際を初めとした越境ECでも、いかにこの購買欲の旺盛な消費者たちにアプローチしていくかが重要となります。