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訪日ラボ連載11回目

訪日ラボの弊社連載第11回が公開されました! 今、中国インバウンドで必ず抑えておくべき動画メディア「bilibili(ビリビリ動画)」とは?その向こうにいるユーザー「Z世代」の特徴

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インバウンドニュースサイト「訪日ラボ」でのクロスシー連載第11回目が公開されました。

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▲画像をクリックすると訪日ラボの記事に遷移します。

今回は中国の動画配信市場について、5月末にJETROから発表されたレポートをもとに、勢いのあるプラットフォームはどこなのか?見ていきます。そしてそのうちの一つである「bilibili」がなぜインバウンドに活用できる可能性があるのかを、コンテンツの特徴から解説します。

JETROの公開した中国コンテンツ市場調査 2017年版(2018年3月)「中国の動画配信市場調査」のレポートでは、動画配信市場の総収入の半数を広告が占めていることが報告されています。

市場占有率ではiQIYI(24.2%)、テンセントビデオ(23.72%)、YOUKU(23.04%)が圧倒的で、3社で7割を占め、続く芒果TV(6.49%)捜狐視頻(5.09%)の数字を見ればわかるように、4位以下では桁が異なります。

中国動画配信市場の広告収入、市場占有率グラフ

出典:JETRO「中国の動画配信市場調査」

ところが月間の利用時間TOP10は、この広告市場の占有率と一致していません。ランキングには、先ほどの広告収入の占有率グラフには現れていなかった、楽視(4位)、bilibili(6位)、快手(7位)といったプラットフォームが現れます。

2017年中国動画配信市場、視聴時間の増加率の表

さらに、利用時間の昨年からの増加率の数字に着目してみると、風行視頻(318.77%)、快手(81.35%)、bilibili(67.10%)YOUKU(50.93%)の順に大きくなっています。

何を指標にプラットフォームの勢力を識別したらよいのでしょうか? 中国の動画配信プラットフォームは多く存在しますが、それぞれのプラットフォームで人気を集めるコンテンツに特色がある場合も珍しくありません。そこでユーザーが鑑賞しているのはオリジナルドラマなのか、海外映画なのか、PGCなのか、UGCなのか/動画の形式はショートムービーなのかそうではないのか、こういった特徴を正確に把握することは、動画配信プラットフォームをコミュニケーションチャネルとして活用する際に有用です。

※PGC(Professionally Generated Contents)はインターネット上のSNSのようなプラットフォームのユーザーであり、なおかつ専門知識を有したアカウントが投稿する一定の水準を備えた映像等のコンテンツのこと。投稿者の例としてKOLが挙げられる。一方、UGC(User Generated Contents)は専門知識を有さない一般ユーザーが投稿するオリジナルコンテンツのこと。

 

インバウンドという観点で特に注目する価値のある一つがbilibiliです。

ビリビリのトップページ

bilibiliのトップページ(ブラウザ)

ナスダック上場の際の資料では、2018年1-2月の月間アクティブユーザー数は7600万人、うちの82%「Z世代」(1990年-2009年生まれ)であることが強調されました。※「Z世代」はインターネット世代とも呼ばれ、一般的に90年半ば生まれ以降の世代を指す概念(bilibiliの資料では研究機関QestoMobileの定義から90年代以降となっている)

実際のところ、Weiboや快手、抖音(Tik Tok)にも多くの若者ユーザーがいます。そんな中、bilibiliがそれらと異なる独自の地位を確立している理由として、以下の2点が挙げられます。

  • 全ての分野の娯楽にこたえられる全方位的なコンテンツを用意し、若者に帰属感や自分の存在理由を提供していること
  • BilibiliにアップされるコンテンツはPUGC(Professional User Generated ContentあるいはPUGV(Professional User Generated Video)と呼ばれるものであり、製作にはこだわりと時間が必要であること

Z世代の多くが好むアニメやゲームといったカテゴリでは、製品や作品に対するファンの尊敬の念やこだわりが強いという特徴もありますが、bilibiliではこういったファンの審美眼にも耐えうる作品が生み出されており、結果としてコミュニティの結束が強まっています。

日本の強みである「二次元」コンテンツに関心の高い層が集っていると考えられるbilibiliを舞台に日本情報を発信することは、インバウンド需要の顕在的ターゲットだけでなく、潜在的ターゲット層への有効なアプローチとなるはずです。今後、WeiboやWeChatと合わせてインバウンドプロモーションの重要なチャネルとなるでしょう。

 

連載第11回はこちらからご覧いただけます。本文もぜひご一読ください。

今、中国インバウンドで必ず抑えておくべき動画メディア「bilibili(ビリビリ動画)」とは?その向こうにいるユーザー「Z世代」の特徴と、訪日中国人向けプロモーションへの活用法を解説

次回訪日ラボ連載は7月9日(月)に更新予定です。どうぞご期待ください。

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