SNSマーケティング

中国最大ショート動画アプリ「Douyin｜抖音」

Douyin（抖音）とは

6億人を超える中国人ユーザーが日々多くの時間を消費する国民的動画プラットフォーム。

「Douyin」(抖音:ドウイン)は日本をはじめ世界的な大ヒットアプリ「TikTok」のリリースに先駆けて、中国本土でリリースされたショート動画SNSです。スマホカメラとDouyinアプリがあれば、ユーザーが自由にクリエイティブなショート動画をプロデュースでき、動画を通した多くのユーザーと繋がれるソーシャルネットワークとして、近年中国でもっとも急速に成長したアプリです。ユーザー数は6億人超え、1日の平均動画再生回数は30億回以上・1人あたりの1日に占める使用時間は30分を超え、国民的動画プラットフォームの地位を確立しています。

「Douyin」は一級・二級都市のユーザーが多数を占め、郊外ユーザーを中心に支持を得る「快手（KWAI）」とともに中国の動画カルチャーを牽引しています。動画のジャンルはパフォーマンス動画中心の日本とはイメージが異なり、ショッピング・ライフスタイル・美容・観光・エンタメなど多岐に渡り、様々な個性を持つクリエイターがDouyinをフィールドとして、トップKOLの座に上りつめています。

フォロー関係をベースにした「人と繋がるSNS」ではなく、AIによってユーザー嗜好性を分析し「好きなコンテンツと出会うSNS」として、情報の出し手と受け手双方のニーズを満たしている点が爆発的ヒットの背景にあります。

▲日本在住のDouyinインフルエンサー例

Douyin（抖音）のプロモーション手法

多様なKOL（Douyin動画クリエイター）によるコラボレーション動画制作・配信によって、AIがコンテンツ関心度の高い消費者に向けて視聴を誘導。

ブランドオリジナル動画広告の配信や、ユーザー参加型動画投稿キャンペーン、ライブコマース等ブランディングやEC販売など多様な目的に応じてソリューションの活用ができる。

「Douyin」は中国では今や各ブランドがもっとも積極的にプロモーションを行うメディアとなっています。AIによるユーザーとコンテンツのマッチングによって、プロモーション動画に対しても好意的な反応が得られやすい点、またベースフォロワーの規模感に関わらずコンテンツの反応が良ければAIによって自動的に多次元に拡散されていく仕組みが他のアプリを凌駕する優れた特徴です。

プロモーションにおいては、KOLとのコラボレーション動画やDouyin公式アカウントによる情報配信、動画インフィード広告によるブランディングやLP・ECへの誘導等がベーシックな施策となっており、インフィード広告は公式アカウントがなくてもオリジナル動画・KOL配信動画ともに実施することが可能です。

また、ショート動画だけでなく、ライブ配信を積極的に行うKOLも多く、タオバオライブで有名な口紅王子こと李佳琦Austin等多くのトップライバーがDouyin内でのライブコマースで大規模な宣伝・販売を行っています。動画に限らずライブもユーザーのコンテンツ嗜好性に基づいて届けられるため、コンテンツではじめて知った商品を即時購買するユーザーも多く、「インタレスト型EC」という新しい概念が提唱されています。

その他、一般ユーザーを大規模に巻き込む「ハッシュタグチャレンジ」や「全民任務」による動画投稿型キャンペーンを用いた話題拡散施策など、目的に応じて多様なソリューションを組み合わせることが可能です。