訪日ラボの弊社連載第6回が公開されました! 【事例紹介】KOLを起用したインフルエンサーマーケティングでのPDCAの回し方
インバウンドニュースサイト「訪日ラボ」でのクロスシー連載第6回目が公開されました。
訪日中国人への情報発信における定番手法の一つ、インフルエンサーマーケティング。今回はKOLを起用した2つの具体例「観光地の知名度アップ」と「ECサイトでの販売促進」を紹介し、成功要因についてまとめます。
観光地の知名度アップを目的とした施策では、イベントタグを活用したフォトコンテストをSNSのWeibo上で開催しました。この施策を成功に導いた1つ目のポイントはKOLの抱えるファン層の見極めです。「日本旅行」への関心の高い層へのリーチができる人物を起用することはもちろん、潜在的に日本旅行へのニーズを抱いている層にリーチできるような人物を選定しています。具体的には、現地生活者が「日本」といえば想起できるような知名度の高さを誇る日本人歌手を旗振り役に選定しました。
2つ目のポイントは拡散のタイミングです。話題が一気に広がるよう、数十名のKOLが同時に投稿するよう段取りを組みました。結果として設定したハッシュタグを基準に計測した月間PVは目標の350万をはるかに上回り、最終的には1460万PVを記録しています。
ECサイトへの集客、ユーザーの購買を目的としたKOL施策にも、2点の重要な成功要因が見出せます。1点目はキャスティングにおけるPDCAサイクルの構築です。成果のよいKOLに継続して依頼すると同時に、 毎月新しい人物をアサインすることで、成果の向上と施策の改善を図ります。
2点目は投稿が真に魅力的となるような企画を提案することです。KOLが主体的に投稿したくなるようなコンテンツを設計できれば、テンション高く彼ら自身の言葉で情報が発信されることになり、結果としてファンの心に刺さります。本施策の拡散では、1人のKOLからの配信が数百万リーチ、コメント数千件という結果も見られました。同施策ではECでの購入に利用できるクーポン配布も行い、フォロワーの購入につなげています。
今回紹介した事例は2件ですが、KOL施策ではKPIが認知度の向上であれ、ユーザーの購入であれ、その指標に関係なく以下4点がポイントとなります。
- KOLのかかえるファン層を見極め、潜在顧客へリーチすること
- 拡散の規模とタイミングの設計
- 人気KOLの継続起用と新規キャストの起用(PDCAサイクルを回す)
- 投稿が真に魅力的となるような企画を提案すること
KOLとファンは信頼関係でつながっています。KOL施策の最大の効能は、コアなファン層を構築できることです。上記のポイントをおさえることで、業種を問わずファン層の構築と集客や購入といった結果を生み出すことができます。当社では多数の業種でのプロモーション実績がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
連載第6回はこちらからご覧いただけます。本文もぜひご一読ください。
【事例紹介】KOLを起用したインフルエンサーマーケティングでのPDCAの回し方
次回第7回の訪日ラボ連載では、今中国現地で流行のスタイルである「ショートムービー」(短視頻)の概観と事例を紹介予定です。更新は5月1日(火)です。どうぞご期待ください。