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訪日ラボの弊社連載第30回が公開されました!中国スマホ新常識 SNSアプリの中に入れるアプリ「ミニプログラム」って?中国ネット世界がガラリと変わってる

インバウンドニュースサイト「訪日ラボ」でのクロスシー連載第30回目が公開されました。

今回は中国人のネットユーザー≒スマホユーザーの活用が広がる「ミニプログラム」についてその機能、プラットフォームごとの取り組みの経歴、プラットフォームごとのアプリのラインナップやユーザーの傾向などを紹介しました。

「ミニプログラム」とはアプリの中で立ち上がる別のアプリケーションのことで、アプリストアからインストールする必要がなく、またアプリそのものを立ち上げるよりもスマートフォンの動きが速いという優位性があります。

昨年の中国の専門機関の発表では、中国のネットユーザーの増加率は5%を下回り、インターネットサービスはネットユーザーに「いかに選ばれるか」が勝負となってきています。中国ですでに大規模なユーザーを抱えるプラットフォーム的アプリには「WeChat」「Alipay」「Baidu」の3者が存在し、それぞれで「ミニプログラム」開発が進んでいます。

中国のユニコーン企業であるバイトダンス社が開発し、多くのユーザーが熱狂するショートムービーアプリの「Douyin」でも、昨年10月にミニプログラムの提供が始まっています。また中国のスマートフォンメーカー9社による「快応用」も同様の機能です。各社のスマートフォンにあらかじめ備わっており、WeChatの中のミニプログラムのように、このアプリの中で様々な機能のアプリケーションを起動し利用することができます。

続いて、WeChat、Alipay、Baidu それぞれで展開されているミニプログラムの傾向を紹介します。

WeChatは娯楽、EC、食事、旅行、交通機関、SNSといった幅広い領域でメジャーなブランドのミニプログラムをそろえています。Alipayはアリババ系列のECや旅行のミニプログラムのラインナップが厚く、また消費や金融関連でWeChatに差をつけている状況です。Baiduは検索やニュース、映像系の娯楽(動画配信、ライブ配信)に強いプラットフォームとなっています。

それぞれのプラットフォームにおける多数派ユーザーの関心領域には、比較的はっきりとした違いがあります。例えばAlipayでは旅行系のサービスがよく利用されていますが、Baiduでは見られません。またBaiduでは「自動車関連」のミニプログラムが良く利用されていますが、 Alipayではあまり利用されていません。

またAlipayミニプログラムのユーザーはアリババ系列のサービスの利用が多く、BaiduミニプログラムではBaidu系列外のサービス利用が多くなっています。Baiduはより外部にひらけたプラットフォームだと言えるでしょう。

WeChatでは、検索機能でミニプログラムのコンテンツも検索結果に含むような機能修正も行っています。今後も随時、より利用者が増えていくようなアップデートが行われていくでしょう。ミニプログラムはインバウンド市場でも今後必須のツールになることも考えられます。こうした 最新情報にキャッチアップするだけでなく、そのツールをいち早くプロモーション施策へ応用しPDCAサイクルを回していくことで、訪日中国人の集客成功が実現していくでしょう。

連載第30回はこちらからご覧いただけます。本文もぜひご一読ください。

中国スマホ新常識 SNSアプリの中に入れるアプリ「ミニプログラム」って?中国ネット世界がガラリと変わってる

第31回目の訪日ラボ連載も、4月15日(月)に更新しています。ぜひあわせてご確認ください。

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