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Weiboのアクティブユーザー数が10期連続で30%増!「Weibo死んだ」は古い?

WeChatが台頭し、「Weiboは死んだ」と言われてから、既に数年が経過しています。しかし、その言葉とは裏腹に実はそのアクティブユーザー数は10期連続で30%ずつ増加しており、最近では再びその勢いが増してきてさえいます。本記事では、Weiboが発表した2016年度の第3Qレポートを参照しながら、最近の動きを読み解きます。

本記事の内容
・アクティブユーザーの増加
・増加の背景 -オリンピック、LIVE中継、新世代KOL
・まとめ

■アクティブユーザーの増加

Weiboのレポートによると、アクティブユーザー数は2.97億人を突破。昨対比での増加率は34%となり、今年最も大きな増加幅を記録しています。広告収入も11.8億元と、昨対比49%増、純利益も156%増とウォール街を驚かせています。下記のグラフから見て取れるのは、むしろその増加スピードが上がっていることです。

Weiboアクティブユーザー数
(http://tech.sina.com.cn/i/2016-11-22/doc-ifxxwrwh4894696.shtml より引用)

■増加の背景 -オリンピック、LIVE中継、新世代KOL

家族、友達や同僚たちとクローズドなコミュニケーションを取るのが主のWeChatは、情報を大きく拡散させるのに適しているSNSではありません。例えば、今年行われたリオ五輪についてネット上で語り合うのには、Weiboの方が向いていると言えます。その期間中には5200万人が五輪の話題に言及、トータルのインタラクティブ数は5.79億にも上ります。

また、中国インターネット業界の今年のトレンドであるLIVE中継もWeiboのトラフィック増加に寄与。Weibo上での1日当たりの動画平均再生回数は740%増、ユーザーの生活習慣を変えるほどの勢いです。特に90年代生まれ以降の若者世代からも、艾克里里をはじめとする新しいスターが誕生、Weiboも使って情報を一気に拡散させました。これもWeibo自体のアクティブ率を上昇させました。来年には数億元を投入して動画視聴を伸ばす予定もあるともささやかれています。

こうして、3Qには広告収入が約10億元と増加率56%を記録。動画広告案件数も昨対比90%増となっています。こうして豊富な情報量を含められる動画コンテンツと、Weiboの持つ拡散性を掛け合わせた施策が増えているのです。

Weiboレポート
(http://tech.sina.com.cn/i/2016-11-22/doc-ifxxwrwh4894696.shtml より引用)

■まとめ

日本では、それぞれの特性の違いからtwitter、facebook、LINEが共存している状態となっています。同様に中国でも、WeiboとWeChatがそれぞれ異なる機能や役割を持っており、お互いに補完し合いながら発展を続けています。企業がプロモーションを実施する際にも、目的に合わせて使い分けをする必要性が高まっているのです。

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