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「WeChatミニプログラム」とは|その利用状況から活用方法までを徹底解説

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2019年もインバウンド市場では訪日中国人の存在感が目立ちました。2019年も毎月プラスの伸び率を示しています。航空便の増便で、各地方都市と日本の地方空港がつながり 、リピーターだけでなく初回の訪日旅行者も変わらず多くなっていると考えられます。

中国向けマーケティングで欠かせないのが、中国で日常使いされているアプリの「WeChat」(微信)を活用した施策です。

WeChatには決済機能の「WeChat Pay」の他、様々なサードパーティの提供する機能が備わっていますが、ユーザーにはさらに細分化したニーズが顕在的、潜在的に存在します。

こうした様々なニーズを、WeChat上で満たすことを可能にするのが「ミニプログラム」です。

▲WeChatのミニプログラムは、アプリの「発見」から検索メニューをひらける。マイミニプログラムや、履歴も表示される。また、WeChatの「チャット」メニューを開いて、画面を引き下げることでもアクセスできる(後述)

WeChatミニプログラムとは?

WeChatは、もはや中国スマホアプリの代表格で、幅広い層に日常使いされているチャットツールです。チャット機能をメインに、配車サービス、映画の予約、レストランの口コミ、さらには携帯料金や光熱費の支払い、ECのモールへのアクセスも可能です。

2019年10月末に中国のウェブメディアが伝えるところによると、現在の月間アクティブユーザー(MAU)は11億に達しています。

WeChatがこうした膨大な量のユーザーを獲得した背景には様々な要因がありますが、「ミニプログラム」(小程序)もそうした理由の一つと言えるでしょう。

ミニプログラムは、WeChatはじめ各スマホアプリ上で起動するアプリケーションを指す言葉です。WeChatをはじめ、決済アプリであるAlipay(支付宝)や検索エンジンのBaidu(百度)、ショートムービープラットフォームとして快進撃を続けるDouyin(抖音)、スマホメーカー9社で共同運営する快応用(快应用)、ニュースアグリゲーションアプリのToutiao(头条)など、現状8つのプラットフォームがミニプログラムを展開し、しのぎを削っています。

2019年8月に中国のテック系メディア36Krが報じたところによると、ミニプログラムのマーケットでユーザー数で優位に立っているのがWeChatで、ユーザー数は同時点で8.4億となっています。

WeChatミニプログラムは2017年1月からサービス展開を開始しています。

ミニプログラムの優位性

ミニプログラムは、スマホアプリの中で起動するアプリケーションですが、立ち上がり早いことと、スマホ本体のメモリーを使用しないことにまず大きな優位性があります。

中国のネットユーザーの99%がスマホユーザーですが、その全てが高機能なスマホを有しているわけではありません。スペックの低い機種の場合、スマホ本体に複数のアプリをインストールすると動きが遅くなったり、そもそもインストールできない状況になってしまうことも考えられます。

こうしたユーザーにとって、すでにスマホに入っているアプリ(例えばWeChat)上で様々な機能が使えるようになるというのは、とても魅力的に感じられるでしょう。

WeChatミニプログラムの場合、WeChatアカウントとの連携がスムーズで、ミニプログラム利用に際し発生する支払いに容易に対応できます。例えばシェアサイクルの利用料や、シェアモバイルバッテリーのデポジットなどをワンタップで支払うことができます。

なぜ「WeChatの」ミニプログラムに注目すべきか

WeChatのミニプログラムはすでに大規模なユーザーの獲得に成功しており、続いてはいかにユーザーに支持される、快適な利用環境を構築していくかが課題となります。

チャット等他の機能を開いている際にミニプログラムを画面にとどめておく「フローティング」など、ユーザーの利便性向上が図られています。

▲(左)ミニプログラムのテンセントビデオ起動時画面、(中央)「…」からメニューを開く、(右)フローティングを選択すると画面上に機能が留め置かれる(赤枠内)

「最近使用したもの」「マイミニプログラム」(お気に入り)といった機能も、アップデート時に追加されています。ミニプログラムが日常使いされていることを示していると考えられます。

▲ WeChatの「チャット」メニューを開いて、画面を引き下げることでもアクセスできる

中国ネットユーザーがよく使うWeChatの機能は、順に「チャット」「支払い」「モーメンツ」「公式アカウント」「ミニプログラム」となっています。

▲中国ネットユーザーがよく使うWeChatの機能

ミニプログラム件数、WeChat「230万件」で抜きんでる

中国のIT系調査会社、QuestMobileの発表によると、2019年4月末までに、WeChatのミニプログラムは230万件、Alipayは20万件、Baiduは10万件となっています。年末には総計500万件を超えるとみられており、これは2018年末時点の中国におけるミニプログラムでないアプリの449万件を超えます。デバイス用アプリの増加スピードは低下しており、ミニプログラムがアプリケーションのデフォルトとなる時代に変わりつつあると言えるでしょう。

実は、QR決済とユーザーのスコアリング(信用スコア)のサービスの先駆けであるAlipayも、ミニプログラムの開発には早くから取り組んでいました。2018年から提供を開始しています。

ただし、AlipayのミニプログラムはWeChatに比べて参入者を制限する傾向にありました。またもともと支払いのためのアプリであり、支払い以外のシーンで起動されることが少ないと考えられます。

一方、WeChatはSNS機能も備えたメッセージングアプリです。WeChatで常時やり取りしている場合も多く、使用頻度も高くなっています。

WeChatの「モーメント」もユーザーにとって重要な機能の一つで、各種SNSの「タイムライン」にあたります。近況報告やおすすめ情報のシェア、時には代理購入の宣伝にも使われています。

こうしたコミュニケーションが活発な中国人の生活スタイルや、WeChatの特徴がミニアプリのユーザー増加にも拍車をかけたと考えられます。

日本国内でも導入がすすむ、顧客の流入経路拡大にも

現在日本国内でも、主に訪日中国人を対象にしたWeChatミニプログラムの開発と導入が進んでいます。

WeChatミニプログラムの導入は、小売店やテーマパーク、自治体と様々な業界にわたります。ポイントカードの提供やチケットの購入、旅行者への観光コンテンツの提案等、その目的も様々です。

またこのほかにも、例えば飲食店であればミニプログラムを通じて中国語対応したメニューの提供やそこからのオーダーと支払いを受け付けるといったことが考えられます。EC機能を付加したものでのオンライン店舗の展開も可能です。

いずれの場合も、WeChatでの会話やタイムラインでのシェア、店頭でのQRコード掲示、WeChat公式アカウントのコンテンツといった流入経路が生まれ、集客アップが期待できます。

まとめ

WeChat、WeChat Pay、そしてWeChatミニプログラムは、 現代社会の中国人の消費行動から切っても切り離せない存在です。訪日旅行での消費喚起や誘客、あるいは越境ECの展開においても、今後活用しない手はないでしょう。

旅行先でも慣れたUIで利用できるサービスは、中国人からも歓迎されます。WeChatミニプログラムで提供されるサービスには足を運ぶ動機づけを強めると考えられます。

WeChatミニプログラムはユーザーの利便性を高めるだけでなく、導入する店舗や施設側にとってもメリットがあります。WeChatミニプログラムを通じた店舗利用やコンテンツ視聴のデータから、ユーザーの利用回数や行動傾向が把握できます。こうしたデータは、その後の施策にも活かせる有用なものとなるはずです。

WeChat「ミニプログラム」開発と申請

WeChatミニプログラムは、自社開発して申請することもできなくはありませんが、審査部門からの修正依頼、是正の指摘を中国語でコミュニケーションしながら対応する必要があります。こうした局面に対応できる人材確保は、実際のところ容易ではないでしょう。

中国にはWeChatミニプログラム開発ができるベンダーが多く存在します。こうした企業に依頼することを検討する組織もあるようですが、中国語でないとコミュニケーションがスムーズにいかない、意思疎通がはかれても商習慣の違いがあるなど、障害は少なくありません。

クロスシーではこうしたWeChatミニプログラムの開発についても日本語でのサポートを行っております。詳しくはこちら(問合せフォームが開きます)よりお問い合わせください。

http://www.777y.com/yulu/333132.html

https://36kr.com/p/5238246

http://www.sohu.com/a/324945053_120175763

https://www.iimedia.cn/c1020/66341.html

中国でインターネットビジネスをはじめるには専門知識が必要です。

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