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中国EC市場の「第四極」形成へ、快手ECが8月に取引件数5億件を突破

先月のブログで拼多多(Pinduoduo)が「第三極」となっている旨を紹介しましたが、早くも中国EC市場の「第四極」の話題が登場しています。中国でDouyinと並んでよく使われているショートムービーアプリ「快手」が、短尺動画ECを展開。15秒ほどの動画を流しながら、その中で紹介されている商品が1タップで買えるというものです。

9月16日の発表によると、快手は2020年8月にECの取引件数が5億件を突破。過去12カ月間で累計の取引件数は、タオバオTmall、JD.com、拼多多に次ぐ4位となり、かつ急速に成長しているとしています。

また、「W100プラン」を発表。100億元(約1,500億円)規模の資金を投入、EC店舗を招待し売上100万元以上の店舗を10万店以上にする、1万人以上のライブKOLを育成し、100万回以上のライブコマースを実施するとしています。

Douyinは都市部ユーザーが多く、コンテンツを重視しているのに対し、快手は地方でよく使われており、動画をアップするユーザーにある程度均等にトラフィックを分散させる等ユーザー重視であるという比較もされています。快手ECのDAU(デイリーアクティブユーザー)も1億人を突破しており、「ショートムービーコマース」No.1のポジションを取れるかどうか、今後も各プレイヤーの動向に注目です。

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