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訪日ラボの弊社連載第38回が公開されました!中国版インスタ「RED(小紅書)」の動向を解析!ソーシャルコマース×旅行コンテンツの今後は?

インバウンドニュースサイト「訪日ラボ」でのクロスシー連載第38回目が公開されました。

中国人の海外旅行の情報収集でもよく使われている、中国版インスタとも呼ばれるRED(小紅書)ですが、 6月から7月にかけて2つの大きな動きがありました。 アプリを取り巻くニュースと旅行コンテンツについて解説しました。

■ RED(小紅書)とは?その最新動向は?

「RED(小紅書)」のユーザーは、写真とテキスト、またはショートムービーを投稿できます。ユーザー同士がつながるSNS的な側面を持ちながら、ECの商品や機能も充実した「ソーシャルコマース」のスマホアプリです。

新たな動きとアプリストアでの制限

RED(小紅書)は今年6月、MCN(マルチチャネルネットワーク)に対して、20万元(約320万円)の保証金と12点満点の免許制を採用すると決定しました。

こうした保証金の徴収は決して珍しくはありませんが、同じくインターネットサービスのプラットフォームとなっているTaobao(タオバオ)グループとDouyinでは10万元(約160万円)程度とも言われており、これらと比べたRED(小紅書)の保証金は約2倍と高額です。

7月の終わりには、アンドロイドのアプリストアから、8月3日にはアップルストアから、RED(小紅書)の新規ダウンロードができなくなりました。 ただし、アプリストアでダウンロードはできないものの、すでにデバイスにあるアプリを立ち上げれば、これまで同様 サービスは利用できるようです(8月3日確認)。

■実は旅行情報が充実している RED(小紅書)

RED(小紅書)には、ユーザー層の関心領域とマッチした「旅行情報」もかなり多くなっています。コンテンツは、現代中国人の細分化したニーズに応えるかのように、幅広く豊富な情報を取り扱っています。

例えば「日本旅行」を検索すると、検索結果の表示とともに「東京」「大阪」「京都」「北海道」「奈良」といったメニューが提示され、主要観光地でコンテンツをフィルタリングできることが分かります。「ビザ」「ルート」「旅行のマスト品」といった下位分類や、「動画だけ」というように、自分の求める検索結果のみを表示させることも可能です。

RED(小紅書)の今年のMAU(月間アクティブユーザー数)は8,500万人に達しており、今夏は保証金やダウンロード制限といったネガティブな情報が目立つ期間となったものの、今後はこうした問題解決を通じて信頼性を向上させていくと考えられます。

既存の中国のEC・SNSと比べてファッション感度の高いコンテンツの集まるRED(小紅書)には、旅行情報も増加しています。インバウンドで中国市場をターゲットにする場合には今後「RED映え」という観点を取り込むことも重要となってくるでしょう。

連載第38回はこちらからご覧いただけます。本文もぜひご一読ください。

中国版インスタ「RED(小紅書)」の動向を解析!ソーシャルコマース×旅行コンテンツの今後は?

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