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訪日ラボの弊社連載第21回が公開されました! 中国で「映画ファン」急増!中国エンタメ・コト消費を支える現地2大アプリとプロモーション事例を紹介

インバウンドニュースサイト「訪日ラボ」でのクロスシー連載第21回目が公開されました。

今回は、映画を始め日常生活での「コト消費」である「エンタメ領域」に関わる2大インターネットサービスについて紹介します。

中国人のエンタメ領域への関心はこの国慶節期間の旅行動向にも表れています。Ctripのデータによれば、スカイダイビング、ヘリコプター体験、気球搭乗、現地料理の教室、スキューバダイビング、オフロードドライブなどの予約が倍増しています。そして、体を動かす体験だけでなく、「芸術鑑賞」「演劇鑑賞」への需要も高まっています。

今年、中国の新語には「文芸範」(文学・文芸オタク)という語が現れました。昨年2017年の劇場チケット販売額は524億元(約8,908億円)、映画鑑賞人数は述べ16.22億人(昨年比18.39%増)となっており、こういったチケットサービスの広告プラットフォームとしての価値が高まっています。

中国でこういったエンタメ(劇場、映画、スポーツ観戦)のチケット予約、発券サービスを行う2大インターネットサービスは、多くのインターネットサービス同様、中国のIT系大企業である「テンセント」系列のサービスと「アリババ」系のサービスの二強の様相を呈しています。

テンセント系列の「猫眼電影」はWeChatのアプリ内にも存在するサービスです。WeChat内部には中国国内のさまざまな領域の主要なインターネットサービスが集結していますが、そのうちの一つです。テンセントのほか先日上場した『メイトゥアン(美団)』が株主であるため、ユーザーはWeChat、美団、大衆点評からもこのサービスにアクセスしています。

ネットユーザーの大きな玄関をいくつもおさえている「猫眼電影」の月間アクティブユーザーはアプリだけで6億人、2017年の年間累計購入者数は1.75億人、発行チケット数は5.99億枚と非常に大きくなっています。アプリ内の口コミは1,322万件を超え、市場占有率は65%、全国7,854か所の映画館をカバーします。

「猫眼電影」と競合するアリババ系のエンタメチケットサービスの「淘票票」は、「Alipay」の内部のメニューにも存在します。同社の発表によれば、今年の春節期間には1週間で1.4億人が映画館に足を運び、このうち43.6%が淘票票を利用していたそうです。

チケットの受け取りはどちらのサービスも、劇場の専用発券機で行います。

2大プラットフォームは、今中国で増加する「文化的消費」を望む人々との接触ポイントです。テンセント系の「猫眼電影」でも、「映画鑑賞」はじめエンターテイメントに予算を割けるユーザーをターゲットに、さまざまなタイプの広告を展開することができ、すでに多数の事例が存在します。インサイトを探りながら文化や商品といったさまざまなジャンルの「日本」の魅力を訴求すれば、新たなファンの創出とインバウンド市場の活性化も可能でしょう。

連載第21回はこちらからご覧いただけます。本文もぜひご一読ください。

中国で「映画ファン」急増!中国エンタメ・コト消費を支える現地2大アプリとプロモーション事例を紹介

次回訪日ラボ連載は11月26日(月)に更新予定です。どうぞご期待ください。

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