天猫双11に向けメイシーズはアメリカよりも安値で販売!日本の売れ筋商品は
■中国向けオーダーメイド
昨年のシングルデーでは、1日の売上が912億元(=1.7兆円)を突破し、世界を驚かせました。ユニクロでも、2分35秒で1億元の売上を突破、1日の売上も6億元を越え、アパレルで最も多く売上をあげたブランドとなりました。その他、日本の炊飯器やオムツも爆発的な販売件数となりました。今年も記録更新が期待されるこの日に向けて、日本や欧米企業は中国向けの「オーダーメイド」で準備を整えています。
メイシーズは、「アメリカからすぐにお届け!アメリカよりも安価に!」という広告を配信。スワロフスキーのネックレスや、人気アニメのキャラクターグッズ等、中国で人気のある商品を厳選した上で、アメリカでの販売価格よりも価格を安く設定。ドイツの家電メーカーは、電気ポットやミキサー等1000種類もの商品を準備し、通常の半額での販売を計画中。日本の美顔器を販売する会社でも、この日のためにコスパの良い商品を開発、1日で4000万元の売上目標を掲げ、物流を含めた手筈を整えます。
■今年のヒット商品予測
売上を大きく左右するのが、天猫の発表するオフィシャル「買い物リスト」。費用対効果が高いものが並ぶため、これが購買の指針となるのです。昨年は、高級輸入ミルクに爆買いが入りました。今年は日本関連では、山本漢方の大麦若葉青汁、馬油、九州のラーメン等の爆買いが予想されています。11月上旬には発表される見込みとされ、注目が集まります。
■双11のプロモーション
シングルデーの売上を左右するもう1つの要素がKOLです。今年はLIVE(生放送)形式の情報配信が普及したため、大手サイトがこぞってKOLによるLIVE中継を実施する見込みです。タオバオと天猫はもちろん、Youku等で毎日LIVEを実施。「蘑菇街」でも人気KOLを囲い込んで11月1日から早くもLIVE放送を始めています。芸能人や人気スポーツ選手、そしてKOLら数百人にも上る人数で、6万件ものLIVEをするスケジュールが組まれています。これらにより今年の販売記録がどこまで伸びるのか、世界中の視線が集まります。